マトリョミンの魅力

中学時代の吹奏楽部時代、ユーフォニウムという楽器に出会いました。
みんなの希望楽器はトランペット、フルート、トロンボーン、サックス、クラリネット・・・
自分はちょっと遅れて入部したのでメジャーどころの楽器はすべて希望者で埋まってて、残ってたのはユーフォニウム
ユーフォニウムは柔らかくて温かみがあって癒される音色で、その心地よさもあって3年か続けることができました。
それから十数年後マトリョミンに出会うのですが、どこか懐かしい響き中学時代のユーフォを思い出しました(T_T)
暖かく、柔らかく、癒されるような音色が好きでこれまでやってきました。

そしてもう一つの魅力として不自由さの中にある自由さみたいなのを挙げたいと思います。
自分はテルミンもやってますが、テルミンは二つのアンテナがありピッチと音量をコントロールできます。
マトリョミンはというと、音量は最初に決定するだけで、演奏しながら音量を変えたりはできません。
右手一本でどこまで音楽を表現できるのか・・
そのときの感情、ビブラートのかけ方、手を動かすタイミング、微妙な心境の変化
その一挙手一投足がすべてマトリョミンに伝わってしまいます、毎回毎回同じ演奏は2度と出来ないし新たな発見もあります。
簡単な曲なら誰にでもすぐに弾けるようになるけど、とても奥が深い楽器だと思います。
普通に鳴らしてるとウーウーというサイレンのような音にしか聞こえませんが、
それをどうやって音楽にしていくのか・・・
自分もまだまだ修業中です。