マトリョミンとテルミン

さて今回はマトリョミンというものの説明を。
まずはテルミンという楽器から話さねばならないでしょう。
テルミンとはロシアのテルミンという人が開発した物で
1921年に発表された世界最古の電子楽器で。
楽器に直接触れることなく、空間にかざした手の動きによって演奏するそうです。
アンテナの周囲には微弱な電磁場が形成されており、
垂直アンテナに対し手を近づけたり遠ざけたりして、
楽器と奏者の間に形成される静電容量が変化、
本体内部の二つの高周波発振器のうちの一つの周波数を変動させる。
値段も高く大きく場所もとり、弾き方も複雑で
手軽に演奏できるようなしろものではないそうです。

そこでマトリョミンです。
日本の第一人者は、テルミン奏者の竹内正実さん。
この方が開発されたそうで、電子楽器テルミンを
ロシアの伝統的な人形「マトリョーシカ」に
内蔵した画期的なモバイルテルミンだそうです。